続・170cm目線。

見切り発車でブログ再開。食べること大好き。育児中。

○葬儀の準備

つい先日、私の祖母が亡くなりました。
米寿目前。

何の根拠もないけど「この人は長生きするだろうな」と過信していたせいか、病院に駆けつける間も正直実感が湧かなかった。

でもベッドで仰向けになっている祖母は
機械のチカラで何とか僅かに呼吸している状態で

そんな姿にただ泣くだけで何て声かけていいか分からず、、
それでも母と一緒に一生懸命声をかけ
それに応えるように頑張る祖母。

最後

息を引き取る瞬間
しっかり手を握ってサヨナラ出来たことが、今は悔いのない別れと感じてる。
おばあちゃん、私が会社から駆けつけるまで頑張ってくれてありがとう。

その後すぐ両親は
病院や葬儀社との手続きに追われ

悲しみや思い出に浸る間もなく
言われるがまま、時間に追われるがままに動かなきゃいけない姿を見て

両親以上に葬儀について何も知らない自分に不安を感じ、

この機会を逃したら、多分何も知らないまま
また歳を重ねると思うので調べてみました。

もし私が父(祖母の息子)で
数ヶ月前に時間が戻せるなら。
事前にここまでやっておけば、
費用も後悔も最低限に抑えられるのかな。


■事前準備■
●葬儀社の決定
下記項目がいくら位になるか事前に何社か見積をとる。
 ・葬儀基本費用
 ・車両費用(各社車両の移動が完了した時点で固定化)
 ・火葬・安置費用・斎場費用(式場と火葬日が決定した時点で固定化)
 ・返礼品費用・飲食費用(葬儀が終わった時点で固定化)
 ・お布施
※いい葬儀社の選び方

亡くなった後に連絡する人のリスト作成
亡くなってすぐ連絡する人、葬儀の日程が決まってから連絡する人に分けて用意しておく。

まとまった現金を用意
銀行は名義人が死亡した事実がわかると、預金を引き出したり解約したりできなくるため。

死装束の用意
病院側で用意したものでなく、本人に似合う浴衣を用意したい場合。

葬儀用の写真の用意
通夜振る舞いで参列者が見れるようにアルバムも用意。

参列者が多い場合、受付を誰に頼むか検討
親族以外に受付を依頼するならお礼は¥5000位。

精進落としのお店を選ぶ


■実際の大まかな流れ■
①危篤になったら
医師から危篤の診断を受けたときは、近親者など合わせたい人に至急連絡を取る(緊急の場合なので、早朝や深夜にかかわらず、電話してOK)

②臨終
末期の水(まつごのみず:亡くなる直前or直後に、家族が濡れた脱脂綿等で本人の口を濡らしてあげる。仏教より。)をとり、看護婦さんが遺体の全身を拭き清め、そのあと病室から霊安室に移される。
←葬儀まで居れる訳ではなく、自宅か葬儀社の遺体安置所に移される。

③葬儀社へ連絡。
(→多くの病院には、その病院と遺体搬送を契約している葬儀社があるが、事前に葬儀を依頼する葬儀社を決めておいてた方が、トラブルも費用も少なくて済む)

④医師から死亡診断書を受け取る
左側の死亡届に必要事項を記入して認印と一緒に葬儀社に預け手続きを代行してもらう
(死亡届を出さないと火葬(埋葬)許可証が交付されず、実際に葬儀を行うことができない。死亡診断書は、葬儀後の諸手続きに必要となるので、役所に提出する前に必ずコピーをとって保管しておく)

葬儀の最終打ち合わせ
菩提寺(代々のお墓を立ててるお寺)に連絡をし、都合の良い日を確認。その日程で斎場・火葬場の予約をとる

病院への支払、病室の荷物の整理。

周りへ連絡
死亡を知らせる相手:親族、故人と親しかった友人・知人、勤務先、隣近所、町内会など。
連絡は、故人と自分の関係・死亡日時・死因などを手短に伝えます。葬儀の日程が決まっている場合は、日程・会場も伝える。
※家族葬でなければ受付を頼む
※友人・知人などは、グループの代表者に連絡して、その人からほかの人へ連絡してもらうようにする。
※参列者に花を用意したいと言われた場合は葬儀社に花代を確認し、香典と袋は分けて一緒に出してもらう旨伝え、花に飾られる名前を誰にするか確認。

⑧納棺
お通夜の前に、遺体を家族全員で棺に納める。(燃えにくい金属製品などは避ける)

⑨お通夜の流れ
受付開始(葬儀開始30分前)
→遺族、関係者の着席
→僧侶の入場・読経
→遺族・参列者の焼香
→通夜振る舞い(焼香の後に順次、食事の席に案内するのが一般的)
→お礼・お開きの挨拶

⑩葬儀・告別式の流れ
受付開始(葬儀開始30分前)
→遺族、関係者の着席
→司会者より開式の挨拶
→僧侶の入場・読経・焼香
→遺族・参列者の焼香
→司会者より閉式の挨拶

[11]出棺から火葬まで
遺族や友人が祭壇の生花で遺体のまわりを飾り出棺。
→喪主は、参列者にお礼と感謝の挨拶をする。
→火葬にかかる時間は、1時間前後。遺族は控え室で、僧侶と同行者に茶菓などで接待をしながら待つ。
→骨あげは二人が一組になり、一つのお骨を竹箸で一緒にはさんで骨壷に白木の箱に納める
※最近は、初七日法要を繰り上げて斎場で営むことが多い。

[12]受付・会計係からの引き継ぎ
香典と香典袋、香典帳、弔辞文・弔電、会葬者名簿・名刺

[13]四十九日法要の準備
お寺・親戚との四十九日法要や納骨の日時の相談
※精進落とし(僧侶や親族など、葬儀でお世話になった人に感謝し、ねぎらうために会食)のお店予約

[14]香典返しの発注
香典の半分、あるいは三分の一程度の金額の品物が一般的
※ネットで頼んで直送する場合は着日を四十九日より後ろにする

[15]遺言書の有無や相続人の数、財産の内容を確認
※法律の知識が必要な時には、弁護士や公共の法律相談機関などに相談。煩雑な手続きは、司法書士や税理士に手続きを代行してもらう。

[16]葬儀の後の手続き
 ⚫︎名義変更⚫︎
   ・住民票
   ・公共料金
   ・預貯金
   ・不動産

⚫︎相続・費用等⚫︎
   ・年金
   ・相続権
   ・健康保険
   ・生命保険
   ・相続税
   ・所得税
   ・医療費還付
※財産の相続にあたっては、相続税の納付が必要。相続税の納付期間は、故人が亡くなった翌日から10ヶ月以内で、一定の額までは税金がかからない基礎控除がある。税務署や税理士に相談。
   
⚫︎解約⚫︎
   ・免許証
   ・クレジットカード
   ・有料会員証

[17]四十九日
→関係者、参会をお願いする人たちに連絡し、人数を把握。
菩提寺に連絡・日程調整
→法要の後の会食(後霊供膳)の手配・予約→参会者への礼状、引き物の用意・手配
※引き物には弔事の水引、「粗供養」または「志」の表書きを施す。
→本位牌、仏壇を用意。
※位牌は、四十九日までは葬儀の時に用意された白木の仮位牌ですが、忌明け以後は漆塗り金箔文字の本位牌となる
→僧侶へのお布施などを用意
※お布施は市販のお布施専用袋か白無地の封筒に「御布施」と表書きして入れ、家名も記入して封緘しておきます。目安の金額は3万円~5万円が一般的ですが、菩提寺がある場合には単刀直入に聞いてみるのがよい。
※お布施の他に、「御車料」も用意します。5千円~1万円ぐらいが目安。また、法要後の宴席を僧侶の方が辞退される場合は、「御膳料」(5千円~2万円ぐらい)も一緒に渡すのが一般的。

法要の流れ
→着席・僧侶入場
僧侶の席のすぐ後ろ、またはもっとも近い位置に施主が着席し、施主以外の人は故人との血縁の濃い順に前の方から着席。
僧侶が到着したら全員起立して迎え、仏壇正面の席に案内します。
→施主、または司会より法要開催の挨拶
→僧侶読経
→焼香
※施主が最初に焼香し、次に着席順位が前の方から順番に焼香・合掌します。
→僧侶の法話、閉会
→納骨するためにお墓へ向かう。すでに遺骨埋葬が終わっている場合は、お墓参り。
→宴席
※参会者が席に着く際に、礼状を同封した引き物を渡す。また、宴席を辞退する方には事前に渡す。

[18]形見分け
※四十九日を過ぎてから行うのが一般的
※高価な貴金属や美術品は相続税の対象となることがあるので注意が必要。
※故人より年上の方には、本人からの希望がない限り贈らないのが礼儀。

[19]百カ日
亡くなった命日から数えて100日目の法要。泣くことをやめ悲しみに区切りをつける日で、家族や親族などの身内で法要を営むことが多い。