続・170cm目線。

見切り発車でブログ再開。食べること大好き。育児中。

あの時のサラリーマンにありがとうと言いたい。

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自分の弱いとこや嫌なとこを思い知ったとき、反省はするけど
長年築いてきた性格って、そう簡単には直らない。

でも「性根」はなかなか直せなくても
それから生じる「良くない行動」は減らしていける訳で。
私にそのきっかけを与えたのは、電車で出逢ったサラリーマンでした。

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「この席を必要とされる方にお譲りください」
優先席に書かれたこのメッセージの意味を
ちゃんと受け止めたのは、、、恥ずかしいけど結構最近で。
それまでは優先席しか空いてなければ座り、特に会社の行き帰りは
「私だって疲れてる」と言い訳しながらうつむいてました。
・・・自分の前にどんな人が立っているか見ようともせず。

でもやっぱり心のどこかに罪悪感があって、たまに席を譲ると
相手から「(座らなくても)大丈夫です」とまさかのお断り。
・・・まぁよくある話で、それから譲る時に
この人は「年寄り」寄り?このお腹は妊婦さん?と迷いが生じ、結局
躊躇する→もういいや譲らなくて、となるときも。あぁもう本当ごめんなさい。

そんな、本来座るべき人を「見て見ぬふり」していた自分が
ちょっと変われたのは、妊娠中の時。

(身バレしそうで怖いけど)実は私
息子がお腹に宿っていることに気づいたのがかなり遅く
安定期に入ってから出産までのカウントダウンが始まりまして(笑)
(このくだりについては、そのうちまた書くとして)

身のまわりの準備や仕事の引き継ぎなど、通常の倍のピッチで進めるべく
(産休前までは)会社の行き帰りでToDoを整理し、家に帰れば
ネットでとにかく情報収集。休日はToDoを実行するだけで終わる日々が続き
ようやくある程度準備が整い、張っていた糸がフッと緩んだ直後・・・
待ちうけていたのは「マタニティーブルー」

会社の上司や周りの方々に迷惑かけちゃったな。。
無事に生まれてこなかったらどうしよう。。
(飲酒やら激しい運動やらかなり無茶してたから、これが一番不安だった)
・・・こんな私が、母親なんて勤まるのかな。。


(準備に追われて)自分の心と向き合う暇がなかったツケも重なってか
一人でいると突然悲しい気持ちになったり、不安でたまらなくなる時期があり
特に寝る前や会社の行き帰りは憂鬱な時間に。

そんなある日、電車で立ちながら鬱々としていると
「あの、、良かったら座ってください」
声をかけてくれたのは、目の前に座っていたサラリーマン。

え?私?なんで?
この時はまだマタニティーマークをぶら下げておらず
お腹の膨らみも目立たなかった。
もしかしてすぐに降りるのかな?と思い、ご厚意に甘えたのだけど
結局その人はすぐには降りず、少し離れた所でしばらく乗ってました。。


その優しさに「今にも死にそうなカオしてたのかな私、、」と反省するも
悶々としていたキモチが晴れ、そして
(おそらく暗いカオをしてるっていうだけで席を譲ってくれたことで)
『席を譲ることに基準を作らない』ことを気づかせてくれた、このサラリーマンに
もう一度お礼を言いたい。 ・・・というどうでもいい話でした。


以上。今週のお題、おわり!(笑)

特別お題「心温まるマナーの話」by JR西日本
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