雨の日が続くと、つい思い出すのは
まだ恋愛感情がなく仲のいい友達として、理の買い物に付き合った日のこと。
急な土砂降りに、雨がしのげそうな屋根に2人で入って
私「ありゃ、、これは本降りかもね。。」
理「な(笑)・・・あのさぁ」
私「ん?」
理「もう少し・・・横、行っていい?」
私「(///)」
というやりとりをした妄想でもしないと
乾かない洗濯物へのストレスが止まないあいこです。
ところで、以前から月桂冠の回し者として
PR記事を何回か書いていますが
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この度、月桂冠さんのご厚意で京都伏見まで酒造り体験に行ってきました。
それもなんと一泊二日!
お話を頂いた時は、子育て中という身で泊まりなんて無理だよね・・・と
罪悪感いっぱい、ダメもとで旦那さんに相談しましたが
「行っといで」のお声を何とか頂き、まさかの実現。
(だって機嫌を損ねないよう家事頑張ったもんね ←こういうとこ)
そして行くからには
しこたま飲んで食べて羽伸ばしてしっかり学んで帰ろうという思いで
いざ京都へ出発したのでした~
さぁ東京出発〜!・・・からの、(家で食べたにもかかわらず)2度目の朝食。着席早々食べる派のあいこです。 pic.twitter.com/vTDxQtEBrO
— あいこ (@aikotobawa2525) 2017年10月8日
京都到着〜!「ここ(駅地下の屋根)開くようになったんやなぁ〜」って隣で京都人が言ってるから、この景色は珍しいのかな?とりあえず青空バンザイ。いえい。 pic.twitter.com/IcI8m1r6on
— あいこ (@aikotobawa2525) 2017年10月8日
到着後、集合時間までは小1時間あり
京都ならではのもので小腹を満たそうと、駅周辺を散策。
結局入ったのは「イノダコーヒ」という純喫茶ですが
時間がなくて妥協した訳ではなく、むしろ期待充分の大奮発です。どどーん!
ビーフカツサンド!!!
厚みのあるベーコンが添えられたそれを
(おそらくナイフ代わりの)バターナイフでニチニチと切り
一口食べると・・・ん~このちょっと濃いめの塩加減がたまらん!
ジューシーさや柔らかさはあまりないけど
純喫茶の中で食べる「昔ながらの味」には妙に納得感があり
一心不乱に食べて即完食。
胃もしっかり満たされたところで集合場所へと向かいました。
酒蔵見学1日目。8名の参加者の顔合わせ、勉強会、そして酒造りを体験!
今回のイベントの参加者は自分を含めて8人。
集合してすぐはよそよそしい空気に不安を感じるも
そこは酒飲みの集まり(笑)、話してみれば
同じく子育て中の方をはじめ気さくな方々ばかりで一安心。
で、早速バスで移動した先は
月桂冠が所有する3つの酒蔵のひとつ「内蔵酒造場」。
こちらは昔ながらの酒造りを行う蔵で
昭和から産業近代化に貢献した施設として経済産業省に
認定されているんだとか。すげー
蔵で勤務する社員の方から
「まずはここの酒造りに使用している水を飲んでみてください」と勧められ
頂いてみると、口当たりが柔らかく穏やかな甘み・・・
とHPに書かれている通り、確かになんか美味い。 ←語彙力
伏見に多くの酒蔵が集まる理由がまさにこれで、
実は伏見を始め京都盆地には琵琶湖ほどの量の地下水が流れているそうで
良水にとても恵まれているんだとか。
その後、2日間私たちの引率をしてくれる可愛い社員さんから
作業着を受け取り、まずは日本酒の勉強会からスタート。
日本酒造りの工程や、米の種類による違いなど基礎知識から・・・
家での熱燗の作り方や、飲酒の心得まで(笑)
※チェイサーのことを和らぎ水って言うんだって!
色々説明して頂きましたが、中でも特に印象に残ったのは
「この日本酒にはこういう料理、と合わせ方は色々あるけど
自分が美味しいと感じれば何でも良いと思います。
ちなみに僕は焼肉に熱燗の組合せが大好き」
という言葉でした。え、ほんとに合う? ←
(いや、蔵の皆さんは終始こんな感じで緊張した空気をほぐそうとしてくれてました)
そして初めての「利き酒」も体験!目の前に並べられたのは
以前月桂冠から試飲で頂いた5種類の日本酒。
「まずは目で見て香りを確かめ、口に含んだら飲まずに出してください!」と
利き酒の正しいやり方を教わり、全問正解にチャレンジするも・・・
わずか1問しか正解できないという、サポーターの名も廃る結果に(笑)
そして座学の後は酒造場へ移動して
いよいよ今回のメインでもある酒造りの体験!
まずは神棚への祈祷を全員で行い、「お米研ぎ」から手作業で実践。
精米されたお米を見ると粒が小さく
一般酒・普通酒は3割ほど、吟醸酒は4割以上を磨いて使用するそう。
洗米作業は専用の機械も使用するものの
「お米の種類や季節によっても吸水に差があるため、目で見て判断したい」
という思いから、全てを機械に任せることはないんだとか。
蔵の方々の見本を見た後は自分たちの番。
「お米を洗って吸水させる工程はとても味に影響するんです」という
内蔵の当主の言葉に緊張するも・・・
「ザル落っことしたらオジャンやで〜(笑)」
「ぉお!筋がええねぇ〜」と、作業中は和気あいあい。
関西ならではの冗談トークに終始ニヤニヤしっぱなしでした。
そして(蔵の方々に手伝ってもらって大した事してないのに)
待ちに待った休憩タイムは、月桂冠のお酒入りの生八つ橋まで用意され、
自然と笑顔がこぼれる呑兵衛た・・・いや、乙女たち。
作業を再開し、洗米を終えたところで
(お米を1日置く必要があるため)この日の体験は終了。
作業着から着替えて外に出れば、空はすでに真っ暗でしたが
イベントはまだまだ続き・・・
月桂冠の旧酒蔵を改築した「月の蔵人」
こちらで夕食兼、蔵の方々との懇談会が行われました。
用意されていたお酒は、なかなかお目にかかれない
貴重なものばかりで・・・
お店手作りのざる豆腐や汲み上げ湯葉とともに頂く大吟醸といったらもう。
さらにお猪口が空けばすぐに別の(しかも貴重な)日本酒がつがれるという
天国みたいな状況に、だいぶ酔いも進む訳で・・・
この、家族には絶対見せられない呑気なサマよ・・・!
これ以上は割愛するけど、写真の通り楽しい宴でした(笑)
その後宿に着いたのが確か11時位で、家に電話をしたら旦那さんに
「抹茶の八つ橋忘れないでね」と釘を刺されて就寝した記憶・・・
長文ですみません2日目に続きます。
朝7時集合の2日目がスタート。まずは内蔵へ。
さすがに団体行動なのでアラームだけはしっかりかけて寝ましたが
東京にいる旦那さんもモーニングコールをくれて無事集合場所へ。 ←
二日酔いはなかったものの顔のむくみは免れず
パンパンの顔で皆さんとモーニング。
食べ終わった後は作業開始!まずは前日に洗ったお米を蒸し器へイン。
普段はお米を「炊いて」も「蒸す」ことはないため少し硬くてパサつくことにも
ちょっと驚き。
この後、蒸したお米に黄麹菌(きこうじきん)をふりかけて
約2日間培養・・・までしていると帰れなくなってしまうため(笑)
予め用意してもらったそれを使用して、発酵の工程へ。
中からブックブクと激しく湧き出す様子は、まるで生き物を育てているかのよう。
この間に何が行われているかというと
米のデンプンがブドウ糖へと分解されて(糖化)、
そのブドウ糖が酵母によりアルコールへと変えられているんだとか(発酵 )。
そして日本酒の完成まではまだまだ工程がありますが
私たちの酒造り体験はここで終了。
作業着から着替え、月桂冠のメイン酒造場の「大手蔵」へ移動しました。
さっきまで居た内蔵の規模と比べると、目の前にドーーーンと広がる佇まいは
もはや酒蔵というより「大型工場」。
逆に言うとこれほどの量を作らないと、世の中の月桂冠ファンの手に届かないわけで
改めて大手の偉大さを感じました。。
賞状もいっぱい・・・!
(工場内は撮影禁止のため写真はないけど)
全てがオートメーション化されているため
並んでいる機械だけでは一見、何が行われているのか分かりづらいですが・・・
実はこの2日間内蔵で教わったことが機械化されていて
「この機械 は・・・あぁ昨日やったあの作業が行われてるのか~」と
意外と理解している自分に成長を感じたり ←よくいう
さらに工場で作られた出来立てほやほやの原酒や麹を頂いたりと
ここでも貴重な体験を堪能!
そして見学後は何人かの蔵の方々とはお別れ・・・
イベントの終了を間近に感じつつ、次に移動したのは
内蔵に併設されている大倉記念館(こちらは一般の方も入れます)。
日本で初めて防腐剤なしの瓶詰めやコップ付きの瓶を発売したこと、
そして宮内庁に日本酒を収めているたった4社の中のひとつと聞けば
もはや単なる大手メーカーではないことを重々感じざるを得ず。。
歴史に触れた後は、とうとうこの旅最後の工程。
皆さんとのランチで締められました。(こちらの豪華御膳も月桂冠さんのご厚意)
写真は見切れているけど、横には日本酒が添えられていて
まさに酒浸りとはこのこと。何なのよこの至れり尽くせりは・・・大好きかよ!
・・・そんなこんなであっという間の二日間、
有意義な旅と共に、サポーターの役目も任務完了した訳ですが
こんなに良い思いしたら褒める以外ないだろ、と思われるのは重々承知で
最後に一言。
冗談言いあって、終始笑顔な蔵の皆さんだったけど
酒造りに必要な体力気力も、月桂冠ブランドを維持するプレッシャーも
全ては「美味しい日本酒で世の中が幸せに浸ってほしい」という熱い想いで
乗り越えていることが、言葉の端々に表れていて
経験がものを言う仕事だからこそ
最適解に辿り着いてもその味を毎回維持するのは難しかったり
時には寝るまも惜しむこともあって。
知恵も体力も勘も、そして努力なくしては務まらない仕事だということが
よく分かりました。
そんな素敵な姿勢を間近で見ながら体験させてくれた月桂冠さん、
そして子育て中にも拘らず、旅に行かせてくれた家族に大大大感謝。
できれば来年もぜひ行かせてください。 ←
【1日目_ランチ】イノダコーヒ ポルタ店https://retty.me/area/PRE26/ARE108/SUB11101/100000406309/
【1日目_ディナー】月の蔵人
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260601/26002346/
【2日目_ランチ】吉招庵
吉招庵 (きっしょうあん) (伏見/割烹・小料理屋) - Retty
おまけ①〜 皆さんお世話になりました〜!
これにて旅終了。どこの日本酒よりも思い入れが特別になった2日間でした。 pic.twitter.com/HMZx2mLaKd
— あいこ (@aikotobawa2525) 2017年10月9日
おまけ②~ 旅の最後にすげー良いお土産までもらい、浦島太郎か私は。
寝る前に京都の写真を見返してたら記憶にない写真があったので、おそらく息子が撮った無言のメッセージだと思いました。オカンだけ良い思いしてごめんてば。#月桂冠 から#素敵なお土産 #息子の恨みつらみ pic.twitter.com/iGHxv6enkN
— あいこ (@aikotobawa2525) 2017年10月10日
おまけ③〜 数日後に月桂冠さんから直筆の手紙と色紙が届きました。どんだけ粋なの。
夕方また雨降り出すし、今日の魚座が最下位だったの思い出してコノヤローって思ってたところにこんな温かい贈り物が届いて、一気に平常心に戻されました。最後まで粋な月桂冠だなおい。←#月桂冠 #旅の思い出 pic.twitter.com/JUX0O52JOA
— あいこ (@aikotobawa2525) 2017年10月20日