こんな記事を見つけました。
いつの時代も、夏休みの小学生を悩ます「読書感想文」
記事によると、穴埋めすれば感想文が完成するという
フォーマットが出回っているそうです。
私も当時読書を避けて生きていたので、先生にいきなり
「本を読んで原稿用紙に何かしら感想書いてきてね」
なんて言われても、何を書けば良いか分からず
バレないようにあらすじの引用を原稿用紙にちりばめた
懐かしきあの頃。
なのでこの記事を読んで
「何それ超楽ちんじゃん、もっと前から作ってよ」
と思ったのが率直な感想ですが
「読書感想文」と検索してみたら
感想文の書き方が色んな所でご指南されていたので
数年後の息子への覚書として
個人的にいいなと思ったポイントをメモ~。
◎本を探すときは・・・
- 自分が興味をもつジャンルから探す
- 自分より幼い子向けの本でもいい!
- ページ数が多い本は避ける
◎2回読む
最初に読んで気づかなかったこと理解できなかったことが
2度目で分かることも多いので。
◎感想文を書く前に、準備
2回目に読むときは、付箋やメモを貼ると後でラク。
(主人公の気持ちに変化が表れた所、読んでいて興味がもてた・共感できた所etc)
◎感想文を書いてみる
①その本を手に取った理由
大抵は直感だと思うけど。
表紙や挿絵に惹かれた、題名にそそられた、でも良いし
図書館・本屋もしくは誰かが薦めていたから、でも良いから
なぜその本を手に取ったかを書く
②あらすじ
「あらすじは書く必要ない」と言うサイトもあったけど
原稿用紙1枚だけ!とか厳しい文字数制限がないなら
私は書いた方がいいと思う。
ストーリーを要約するって、本の引用だけじゃ出来ないから
ボキャブラリーが問われる訳で。
私は要約が未だに苦手なだけに、息子には早いうちから身につけてほしい。
③率直な感想(どんな所が好きか、苦手か)
感想文の核となる部分。これが一番しんどい。
参考までにAMAZONで売られている本のレビューを見たら
「へー!やべー、ちょっと読みたくなってきた」と
手に取りたくなるコメントが多かったので、一部を挙げてみる。
<AMAZONレビューの内容>
- 共感したところ(自分が主人公だったら同じ行動言動をとったか?)
- そうじゃないでしょ、とつっこんだところ
- 疑問に思ったところ
- どんな時に読みたくなるか
- どういう人にお勧めか
- この本を読んで「今度から自分もこうしよう、こう考えよう」と思ったこと
- 主人公以外の目線で読んだ場合、どの場面でどう思うか
- 作者が読む人にどんなメッセージを送っていると感じたか
④次に読みたい本を書く
その本を読み終えて、
「この作者の本、面白いなー!」って思ったり
「実は自分はこういうジャンルが好きなんだ」と発見したら
「この本を読んで、こう思ったから、次にこれを読もうと思った」と
書くと、良い締めになりそうじゃない?
・・・と、こうやってメモをしているうちに
「読書感想文」のフォーマットは、とても楽できるツールだけど
やっぱり感想文を書く意味をなしていないと思いました。
当時私は、宿題をやっつけ仕事として
嫌なものから順々に片づけ、7月中に宿題を終わらせることに
達成感を得ていたタイプだったので(笑)
このフォーマットが当時あったら
さっさと穴を埋めて終わらせることばかり考えていたはず。
そうなると本を読んで何かを感じたり
考えたりする機会を失ってしまう訳で
そして読書感想文をはじめ、夏休みの大量の宿題は
「どういう順序で」、「何から取りかかれば」早く終わるか
自分なりに最短方法を考えて片づけよ、という
「社会人になるための試練」なんじゃないかと思いました。
(いい歳まで、夏休みの宿題=学校のイヤガラセと思っていたけど。)
まぁ「便利なフォーマットがあるんだって!」という情報を
早いうちから得た子は、オトナになっても
要領よく生きていけるのかもしれないけれど
小さい頃は勉強でも何でも
色んな壁にぶつかって、考えて、乗り越えて
カラダも脳みそもたくましく育ってほしいな、母は。